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紙漉サトウ工房の手漉き和紙について

紙漉サトウ工房は、新潟県長岡市の山間にある紙漉の工房です。

 
栃尾とよばれるこの地域は、新潟県内でも雪の多い地域で、冬は建物の一階部分はすべて雪に埋もれてしまう程です。

かつて新潟では、自分の畑で育てた楮を使い、雪に閉ざされた季節に紙を漉く紙屋さんがたくさんありました。

いま現在、そういった昔ながらの材料と製法で、和紙を作り続ける紙屋さんはすごく少なくなっていますが、紙漉サトウ工房では、自家栽培の楮と、周辺地域で採れる材料だけをつかった、昔ながらの和紙作りを続けています。

 

 

 

 

紙漉 サトウ工房

佐藤徹哉
 
1967年 新潟県長岡市生まれ。
1999年~2010年 越後門出和紙に勤務。
2013年 長岡市軽井沢にて「紙漉 サトウ工房」を開業。

1. 楮(こうぞ)
2.  楮(こうぞ)の皮。
3. 皮引き
4 . 皮引きの程度による違い。
5. 白皮
6. アルカリ分(写真ではソーダ灰)を加えた水で皮を煮ます。
7. ちり拾い
8. 灰汁(あく)抜き
8. 叩解
10. 紙料
11. オニグルミ
12. タニウツギ
13. クロモジの木
14. 染料を取る植物を採ってきたら刻みます。
15. 植物を煮て、染料を煮出します。
16. 煮出した染料の中に紙料を入れて、煮染します。
17. 媒染
18. ネリ(トロロアオイの根)
19. まずはトロロアオイの根を叩いて潰します。
20. 潰した根に水を加えて撹拌すると、粘り気が出ます。
21. 根っこと粘液を分けます。
22. さらに布を使って濾していきます。
23. 仕上がったネリ
24.漉きぶねに水・紙料・ネリを入れて撹拌します。
25. 紙漉き
26. 漉き上がり
27. 紙床(しと)付け
28. 紙床
29. 翌日、紙床に圧を掛け、ゆっくりと水分を絞ります。
30. 乾燥
31. 乾いたらはがして完成です。
32. 完成

植物染めの手漉き和紙は、自家栽培の楮を、周辺地域の山などで採取した植物を使って染めて作られています。


手漉き和紙ができあがるまでの工程を、画像をクリックするとご覧頂けます。

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